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冬の食事・身体を温める

最近「体温を上げて病気を治す」というような本などよく目にします。日本人の特に若い人たちの体温低下が進んでいることはよく言われています。普通、体温(平熱)は36.7度と言われますが、今の時代36.7度の体温の人がどれだけあるでしょうか。低体温による障害が起こってきているのです。

 

原因の一つは白砂糖の摂り過ぎ、砂糖はサトウキビであれば熱帯、亜熱帯に属する地域で栽培されることが多く、陰陽で言えば陰性の食物で、さらに精製することによって、カルシュームなどのミネラルを奪う食品に変質します。知らず知らずのうちに自動販売機から手軽に、1日何本ものドリンクを飲むとかなり大量の白砂糖を摂取します。それと共に添加物として、縮合リン酸塩などが含まれているものが殆どで、体内のミネラル分カルシュームなどの消費が多くなります。このような食品に含まれる物質が体温を下げる働きをします。 その他スナック菓子、ジャンクフードと呼ばれる食品など、健康に害を及ぼす食品をとることで、体調の変調をもたらすことになります。

 

塩の問題
一般的には減塩が叫ばれ塩を多く取ると高血圧、心臓病、腎臓病など、或いは癌対策としてもよく言われ、家庭の食事も全体的に薄味の傾向にあります。前から言っていますように、人間の体液の塩分濃度は0.9%です。人体にとって塩分は最低必要限度0.9%を維持しなければならないのです。塩は摂り過ぎたら喉が渇きますから水を飲みます。そして調節をしているのです。

 

体温を上げる食物として生姜などを食べることが進められていますが、このように体温を上げる食べ物を摂取することが大事です。よく火を通した根菜類の煮物、温かい食事を取ることに努めましょう。冬は鍋物などを食する機会が多く鍋物で部屋も暖かくなり、体温の維持も出来やすくなります。料理も油を使うことも多くなります。油は1g当たり9k

 

カロリーと熱量が多く発熱にとっては効率的な食物です。味噌汁の野菜でも胡麻油で少し炒めて使うとか、豚汁とかボルシチ、シチュウなどもカロリーも高く、身体を温める食事です。冬は寒い地方でよく食べられる食事などを取り入れるのもよい方法であると思います。それと共に身体をよく動かすことです。筋肉は発熱器官です。人が動くと書いて働くという字になりますが、よく筋肉を動かすことです。身体を働かせることです。散歩だけでも大きな効果があります。身体を動かさないでじっとしているのが一番よくないでしょう。よく食べて動いて、夜早く寝て充分睡眠をとり、朝早くおきて動き回る。書くことは簡単なことですが、私自身もどれだけ出来ているか、いつも自分のことが一番後回しになっているようで、いたわることも大事だとは思っていますが・・・。

 

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